静岡県の葬儀社

静岡県の葬儀

静岡県のお葬式についてご紹介します。 静岡県のお葬式事情について費用やしきたり、補助の観点から、それぞれについてみていきましょう。

静岡県の葬儀費用

静岡県の葬儀一式の費用（葬儀本体にかかる費用。他に宗教者への謝礼費や、飲食接待費用が掛かります）について、経済産業省の行っている特定サービスの概況報告によると、静岡県の葬儀一件当たりの葬儀一式費用(報告内の数字をもとに当メディアが作成)の平均は127万5392円で、全国13位となっており、全国平均の112万円よりやや費用が高い傾向があることがわかります。 葬儀事業を行う事業所の数は237事業所と、全国平均よりもだいぶ多く全国で10番目に葬儀社の多い都道府県です。

静岡県のお布施

では、お布施についてはどうなっているのでしょうか。 お布施とは、葬儀でお世話になった宗教者への御礼のために渡されるお金のことです。宗教によって名前は異なりますが、日本ではほとんどが仏式で行われるため、お坊さんに渡すお布施として定着しました。 日本消費者協会の報告によると、静岡県の属する中部地方のお布施の平均額は42万円です。全国平均が約47万円となっていますので、全国と同じぐらいの水準だと言えます。

静岡県の香典

静岡県の属する中部地方の香典の相場

全日本冠婚葬祭互助会の報告によると、静岡県の属する中部地方での親の葬儀の香典の最も多い回答額は10万円となっており、また平均に関しても、全国平均が6万2千円ほどなのに対し、約6万7千円と平均的な相場並みです。

静岡県の葬儀のしきたり

当メディアが全国を対象に行ったアンケートを交えながら、静岡県の葬儀のしきたりについてご紹介します。

友引に火葬することも

静岡県浜松市の一部では、友引にも火葬をすることが珍しくありません。他にも友引でも火葬する地域はありますが、そうした地域では友引に火葬する際、棺に人形を入れることが多いです。そうした人形は、様々な呼び方があり、山梨県では「供人形」、鳥取県では「まご」、そして、静岡県や大阪府の一部の地域では、「いちま人形」といわれています。 これらの人形はどれも、友引に火葬を行うと「友を引かれる」という迷信から、人間の身代りになる意味を持っています。

御詠歌を歌う

静岡県、山形県、秋田県などの一部の地域では、通夜や出棺の際、参列している女性が歌に合わせて、仏教の教えを唱える御詠歌という風習があります。実際に、アンケートでも「お葬式を終えた後で近所のおばあさんたちが亡くなった家族の家に集まって鐘を叩いてお祈りをするしきたりがある。お葬式を終えた後で近所のおばあさんたちが亡くなった家族の家に集まって鐘を叩いてお祈りをするしきたりがある。」という回答があり、現在でもこの風習が残っている地域があるようです。

出棺時に玄関に仮門を作り棺をくぐらせる

静岡県、高知県、大分県などの一部の地域では、出棺時に玄関脇に仮門を作り、棺をくぐらせる慣習があります。 棺には、冥土の入り口の意味があり、そのため、仮門は棺が通った後、直ちに壊されます。 実際にアンケートでも「静岡県浜松市では告別式の最中に「別れの杯」というのがあり、お酒を注ぎそれは参列してる方で順番に呑んでいくというしきたりがあります。 あと通夜の次の日にまず火葬から行われる「前火葬」と最後に火葬が行われる「後火葬」があるというのも静岡のしきたりと聞いたことがあります。静岡だけかわかりませんが、出棺時になにか木、竹のようなもので参列してる方でアーチを作りその中を親族が棺を持ち通っていくという葬儀も参加したことがあります。」という回答があり、いまだにアーチを作る習慣があることがわかります。

静岡県の一級葬祭ディレクターについて

静岡県の一級葬祭ディレクターの数は325人であり、全国12番目の人数です。（経済産業省の特定サービス概況報告より）

静岡県の葬儀場について

静岡県内の公営葬儀場の数は、37施設であり、全国平均の34施設とほぼ同じ水準です。 しかし、人口が多く、死亡者数が多い分、葬儀場は過密気味になってしまいます。 年間の死亡者数を葬儀場の数で割った、葬儀場一施設あたり年間死亡者数は1062人です。 これは全国で14番目に大きい数字であり、葬儀社が豊富である一方、葬儀場などの施設が不足する可能性があることを示唆しています。 静岡県には、公営葬儀場以外にも多くの民営葬儀場がありますので、公営葬儀場は運が良ければ利用できる程度に考えておくといいでしょう。