葬儀の挨拶とお礼はどう伝えると良い?状況に応じた対応はこちら

今回は、葬儀後の挨拶や香典返しの方法を、状況に合わせて適切に行うためのポイントをまとめました。挨拶やお礼状の例文もあるので、しっかりと目を通し、マナーある大人の振る舞いができるようになりましょう。

状況に応じた葬儀のお礼

遺族は葬儀後もまだやるべきことがあります。それが葬儀後の挨拶です。

挨拶回りは近隣の方には、葬儀の翌日か翌々日に行うようにしましょう。他の方には遅くなっても、初七日までには伺うのがマナーです。

葬儀翌日は喪服で、翌々日以降は地味なものであれば、私服での挨拶回りも問題ありません。

葬儀を手伝ってくれた方へのお礼

葬儀をお手伝いいただいた方には、特に丁重にお礼をしましょう。ただ、地域によってお礼の方法は違います。事前に親しい人に地域の風習を確認しておくことがベストでしょう。

基本的には年下の方には『御礼』などの表書きで現金を、目上の方には同じく『御礼』などの表書きで品物を用意するのが良いでしょう。

会社の方へのお礼

会社員の場合、一等親の親族の葬儀の際、以下のような配慮を受けることが多いです。

  • 弔電
  • 供花
  • 会社からの香典
  • 社員からの香典
  • 慶弔休暇

葬儀後、こういった配慮について職場でもお礼を伝える必要があります。また、仕事を休んだことで職場に迷惑を掛けている場合もあります。

本来は、一人一人にお礼を伝えるのがベストですが、現実的に考えると難しいので上司に許可を取って朝礼で全員に感謝の意を伝えましょう。その後、特に迷惑をかけた方には個別でお礼をするといった工夫を凝らしましょう。

 挨拶にお礼状を使う場合

本来、会葬礼状は通夜や葬儀の際に清めの塩を入れた小袋や、供養の品とともに手渡します。しかし葬儀に参列できなかった人の中にも、香典を郵送してくれた方がいるかと思います。

その中には遠方の方や、仕事が忙しく直接会って挨拶できない方もいるかもしれないので、その場合に限りお礼状を使って感謝の意を伝えても構いません。

香典をもらった時のお礼

家族が亡くなった際、通夜や葬儀に参列する人は香典を持参してくれます。参列できない方の中にも郵送で香典を送ってくださる方がいます。ほとんどの場合は3,000円~10,000円程度の現金です。

『香典返し』とはこうして頂いた香典に対し、返礼品を贈ることを言います。贈る時期や返礼金額には相場がありますので、間違いのないよう確認しておきましょう。

香典返しの金額と時期

香典返しの金額は、頂いた香典の半分の金額となる『半返し』が相場とされています。しかし、地域ごとに特色があって、関西では香典の1/3程度の『三分返し』が相場と言われています。

このように地域によって相場が異なることがあるので、事前に確認しておくと安心です。

また、香典には相互扶助の意味合いもあるので、主人などがなくなり家計が苦しい場合は3分の1や4分の1の金額でも構いません。

香典返しの時期は、喪中が終わる四十九日が済んだ後に行うのが一般的です。ただ、近年では葬儀当日に香典返しをすませてしまう『当日返し』もよくみられます。

香典返しを贈る時

香典返しを贈る時はお礼状を一緒に添える必要があります。手紙、ハガキどちらでも問題はありませんが、手紙の場合は白やグレーといった控えめな便箋が無難です。

また、近年メールでお礼状を送ることもあるようですが、基本的によほど親しい場合を除いて、手紙かハガキで贈るのが常識的です。

香典返しを直接渡す時

香典返しを直接渡すときは、参列してくださった方、香典を送ってくださった方にお礼の言葉を述べる必要があります。

高額の香典を頂戴した場合は、食事の場を設けるなど、きちんとお礼をするのも良いでしょう。

葬儀後の挨拶とお礼の文例

最後は葬儀後に直接挨拶する場合と、お礼状で感謝を伝えるときに、おさえておくべきポイントについて説明します。マナーのある礼儀作法を学びましょう。

直接会って伝える場合

直接会って挨拶をする場合は、お礼の言葉を伝えるようにしましょう。そのときは以下の要点と例文を参考にしてみてください。

  • 会葬への参列と香典をいただいたことに対する感謝
  • 今後に向けてのご挨拶

『葬儀の際はご配慮とお心遣いをいただき、ありがとうございました。お陰様で無事葬儀を終えることができました。今後とも何卒よろしくお願い申し上げます』

お礼状で伝える場合

お礼状は手短でも問題ありませんが、お礼の内容の部分だけは丁寧に書くようにしましょう。

  • 故人の名前
  • お礼の言葉
  • あくまで略儀である旨
  • 差出人の名前

『このたびの 故◯◯儀 葬儀に際しまして、ご丁重なるご弔電を賜り厚く御礼申し上げます。おかげさまで、葬儀も無事に済ませることができました。略儀ながら書中をもちまして心より御礼申し上げます。喪主〇〇』

まとめ

香典返しは、基本的に喪中が終わる四十九日の後に行います。現金や物品になりますが、相手に合わせて品を変える必要があります。

本来、直接お礼を伝えるのがベストですが、それが無理な場合はお状を出しましょう。お礼状には感謝の気持ちと、これは略儀であることをきちんと記載しておきましょう。