偲ぶ会に持っていくのは会費か香典か。開催時にかかる費用も解説

近年は、葬儀を行わずに『偲ぶ会』を行う人が増えています。企画する側も参加する側も、1番気になるのは『費用』や『香典の相場』ではないでしょうか?開催時にかかる費用の相場や、会費制についても詳しく解説します。

偲ぶ会について

『偲ぶ会』は、その名の通り、故人を偲び、思い出を語り合う会です。どちらかというと『著名人が行うもの』という印象が強いのではないでしょうか。

最近は、一般の方でも偲ぶ会を開催するケースが多くなっています。その理由や、他の儀式との違いなどを見ていきましょう。

通夜や告別式とは根本的に異なる

故人と親交が深かった人や親戚が集まるという機会は、通夜や通夜振る舞い、告別式などにも共通しています。では、偲ぶ会は何が違うのでしょうか?

偲ぶ会は、宗教儀式と関係なく行われ、形式が自由であることが大きなポイントです。喪服ではなく平服で参加することがほとんどで、自分と相手の宗教を問いません。

気軽に参加できるというメリットがありますが、一般葬儀とは異なり、前もって出欠の確認を行う必要があります。

また、偲ぶ会を主催できるのは、遺族のみとは限りません。遺族の許可を得て、故人と親交のあった人や団体が開催することも多くなっています。

偲ぶ会が行えるのは著名人だけ?

偲ぶ会というと、どうしても著名人ばかりを思い浮かべてしまいますが、近年は、一般の方でも開催することが多くなっています。

その背景には、直葬や家族葬などの家族のみでの葬儀が増えていることが挙げられます。葬儀に呼ばない代わりに、故人と親交があった人を迎えて、食事会やお別れ会を開くというスタイルをとるようになったのです。

最近は、偲ぶ会の提案や企画を行っている専門会社も多くなっています。

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偲ぶ会に香典は必要?

偲ぶ会は、宗教にとらわれず、自由なスタイルで行われるのが魅力ですが、参加者は『香典』は必要なのでしょうか?礼を失しない『偲ぶ会』のマナーとお金の渡し方などについて解説していきます。

香典と会費制の2パターンがある

葬儀と同様、偲ぶ会でも香典が必要となります。一般的には『香典』か『会費制』の2パターンがあると考えましょう。会費制の場合は、偲ぶ会の案内状に金額が記されていますので、それ以上の金額を包む必要はありません。

香典の金額の相場

会費の相場は、偲ぶ会の規模によっても異なりますが、1万円前後が多いようです。

一方、会員制でなくホテルなどで行われる会食を含めたパーティーの場合、一般的な香典に食事代を加えた金額と考えましょう。香典の相場は1万円~2万円ほどになります。

また食事会を伴わない献花のみのセレモニーの場合は、3千円~5千円が相場です。

会費制の場合は袋に入れなくてもOK

会費制と記されていた場合は、封筒や袋に入れなくてもOKです。『御香典』と書く必要も、不祝儀袋を用意する必要もありません。ほとんどは、受付で封筒を開封して、会費を払うという形になります。

心配な方は、白い封筒に氏名・住所・金額を記載したものを持って行くと慌てずにすみます。

香典辞退と案内状に書かれている場合

偲ぶ会の案内状に『香典辞退』と書かれている場合があります。食事会を伴わず、献花のみの場合に多く、特に香典は必要ありません。葬儀と同様に、弔電、供花を送ることも可能です。

『会費制となり、御香典は辞退致します』と記載があったときは、会費以外の香典は不要ということになります。

偲ぶ会を開催する場合にかかる費用

偲ぶ会を主宰する側は、どのくらいの費用が必要になるのでしょうか。専門会社にお任せすることも可能ですが、費用の内訳などをしっかり把握しておくことが大切です。

開催場所やオプションで費用は代わる

偲ぶ会は、参加する人数、開催場所、オプションで大きく費用が変わってきます。形式は自由ですが、主に『セレモニータイプ』と『食事が伴う会食タイプ』があります。

例えば、献花のみを行うセレモニータイプや立食パーティーは比較的費用が抑えられますが、映像やスライドショーなどの演出を含む食事会となると、食事のランクも上がり、企画や式の進行に関わる費用なども発生します。

その他、案内状の作成や着付け、送迎などにかかる費用も考慮しておきましょう。ホテルや葬儀社などに分担してお任せするのか、専門業者にまとめてお願いするのかでも費用が変わるので、下調べは必要です。

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中見出し:費用は1人につき1万円から2万円が相場

食事代やドリンク代を含んだ場合は、『人数×1万円~2万円』を目安にするとよいでしょう。これはあくまでもベースとなる費用です。凝った演出やランクの高い食事などが加わると、費用が上がります。

偲ぶ会の参加費や香典の相場が1万円前後となっているので、これを費用に充てると考えれば、ある程度の出費は抑えられるでしょう。

まとめ

偲ぶ会には、こうしなければいけないという決まりが少ないので、主催者側の意向が十分に反映されるというメリットがあります。

一方で、限られた費用の中で、どれだけ思い出深いものにするかという企画力や運営力が問われますので、初めての人は難しさを感じるかもしれません。専門会社や葬儀社、ホテルなどに相談をしながら進めていくのがよいでしょう。